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街頭演説をする小泉首相。右は小池百合子氏=20日午後2時42分、兵庫県伊丹市で |
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マニフェストの重点項目を説明する民主党の岡田代表=20日午後5時31分、東京・永田町で |
小泉首相(自民党総裁)が20日、兵庫県で総選挙遊説の第一声をあげ、「郵政民営化賛成か反対かが最大の選挙」と訴えた。一方、民主党の岡田代表は同日、党本部で記者会見し、「月額1万6000円の子ども手当支給」などマニフェスト(政権公約)の重点8項目を発表した。
首相の最初の遊説先は、東京10区に移る小池環境相の地元だった兵庫県伊丹市。「現職の大臣を突然引き抜いたため、仁義を切った」(自民党事務局)という。
首相は約4000人の聴衆を前に、郵政民営化に向けた一貫した政治姿勢をアピール。「公務員を減らすことは、皆さん、賛成でしょう」と訴えたほか、「行財政改革の断行」も宣言した。
また、この日は公明党の冬柴鉄三幹事長の事務所に立ち寄り、自公の密接な関係ぶりも強調した。21日は、民主党の勢力が強い愛知県を訪れるほか、近く山梨、静岡両県で反対派と分裂選挙になる選挙区に入る見通しだ。党関係者は「当落線上の候補を応援し、一人でも多くすくいあげる」と話している。
一方、岡田氏は富山、福井両県で「小泉さんはこの選挙を『郵政選挙』と、わざわざ問題を矮小(わいしょう)化している」と力説。その後、東京に戻り、党本部での記者会見で「小泉劇場第1幕はそろそろ終わり。これから第2幕、政策論争を始める」と宣言した。
重点項目には「社会保険庁廃止」のほか「郵貯、簡保の徹底縮小」との郵政改革案も入れた。
また、自民党のマニフェストについて「抽象的で分からない」などとする評価も提示。岡田氏は「小泉首相には、私と一対一で国民の前で政策を議論することを申し入れる」と語った。
岡田氏は19日は青森県、20日は富山、福井両県と、小選挙区の当選者がいない選挙区を重点に遊説した。今後は、自民と厳しい競り合いをしている選挙区を中心に回る方針だ。
共産党の志位委員長は20日、福岡市内で「郵政民営化は国民の利益と無縁だ」と強調。社民党の福島党首は、名古屋市などで「多様な意見が必要だからこそ、頑張らせてほしい」と訴えた。