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日本政府に8日未明入った連絡によると、イラク南部サマワで活動している陸上自衛隊の宿営地近くに現地時間7日午後11時(日本時間8日午前4時)すぎ、迫撃砲によるとみられる砲弾が3発撃たれた。自衛隊には被害はなかったが、防衛庁は派遣部隊を狙った計画的攻撃とみている。イラクに派遣された自衛隊に対する攻撃は初めて。陸自の派遣部隊は厳戒態勢に入った。米軍と反米勢力との武力衝突でイラク国内が不安定となっている中での攻撃だけに、日本政府は情報収集に全力をあげている。政府は陸自派遣を継続する方針だが、活動内容は制約を受ける可能性がある。
複数の政府関係者によると、現地時間7日午後11時13分ごろ、宿営地周辺で3回の破裂音が確認された。監視塔で警戒にあたっていた隊員が宿営地の北側数百メートルの地点に2発が着弾、爆発したのを視認した。1発が不発弾となっている可能性もあるという。このため、派遣部隊は宿営地正門の照明など、サーチライトを除くすべての照明を消して警戒態勢に入った。宿営している約550人の隊員は無事を確認した後、テントから出て待避壕(ごう)や装輪装甲車などに避難した。
発射地点は、宿営地北側に隣接する水路の反対側数キロ先とみられ、イラク警察やオランダ軍と協力し、夜明けを待って捜索を開始する。
派遣部隊は8日未明から宿営地周辺を車両で巡回するなど、これまで実施していなかった警戒活動を開始。サマワの治安を担当するオランダ軍もその外側地域の警戒に入った。同日未明にオランダ軍宿営地周辺でも破裂音があったとの未確認情報もあり、陸自部隊とオランダ軍を狙った連続テロとの見方も出ている。
政府はイラクでの治安悪化を受けて、サマワでの陸自の宿営地外での支援活動をすでに休止していた。休止期間は、イスラム教シーア派の宗教行事「アルバイン」が予定されている11日ごろまでと想定していた。
福田官房長官は8日午前の記者会見で「現地時間の7日午後11時すぎ、サマワの宿営地の近郊で爆発音が3回あり、迫撃砲かロケット砲のものと思われる。オランダ軍、サマワ警察と連携をとりあっているが、原因は確認されていない。自衛隊をめざしたものか、状況を至急確認する必要がある」と説明した。
福田長官は、今後の自衛隊の活動について「安全確保に十分配慮し、状況の変化にあわせて対応していく。そういう中でできるだけの人道支援をしたい」と語り、安全確保策や活動の内容を検討しながら、活動を継続する方針を示した。
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〈迫撃砲〉筒状の装置から発射され、数キロ先の敵を攻撃する。放物線を描いて飛ぶので、山、建物、積まれた土嚢(どのう)などの後ろに隠れた敵を狙える。弾着点にばらつきが出ることもあり、連続で発射しながら落下点を調整する必要がある。数発の発射で目標物に当てることは難しいともされる。
(04/08 11:54)
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