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米英軍がイラク攻撃を始めてまもなく1年。日本ペンクラブは10日に「それでも私は戦争に反対します。」(平凡社・1600円)を緊急出版する。井上ひさしさん、大岡信さん、阿刀田高さんら45人の表現者が、小説や詩、手紙、批評、エッセーなど多様な形でイラク戦と向き合っている。
「やつらの望んだ半長靴を、人間の血で汚すな。われらが日章旗を、人間の血で穢(けが)すな。誰が何と言おうと、俺(おれ)たちは人類史上例を見ない、栄光の戦わざる軍人である」――元自衛官で作家の浅田次郎さんが寄稿した小説「もうひとりの私から、イラクへと向かう部下へ」の一節だ。ほかにも解剖学者・養老孟司さんの手紙「拝啓 小泉首相様」などが並ぶ。
企画から緊急出版まで3カ月。正月を挟む時期だったが、原稿を依頼された人はほぼ全員が寄稿した。企画の中心になった作家の吉岡忍さんは「政治的なメッセージを発するだけでなく、時間と場所の重層性のなかでイラク戦の意味をとらえ直したかった。ペンクラブ会員の多様な表現や思考の姿を映した本になったと思う」と話している。
(03/07 12:41)
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