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サマワに展開している陸上自衛隊は、先遣隊が現地入りしてからちょうど1カ月になる19日、サマワ総合病院で行われた症例検討会に医官を派遣、イラク人医師らに助言を与えた。人道支援活動の第一歩として、まず医療支援が始動した形だ。イラク側からは「日本の先進的な医療を学ぶ貴重な機会」と歓迎の声が聞かれた。
症例検討会は同病院で毎週開かれており、この日は医師約30人が参加。陸自側からは、上部泰秀1佐(44)ら3人が意見交換に加わった。
同1佐らによると、男性の乳がん▽寄生虫症▽膵臓(すいぞう)がんが肝臓に転移した女性の3例について話し合った。最後の症例については、患者が下肢に痛みを訴えている原因は何か、が話題となり、日本側から「血栓症ではないか」との意見を伝えた。逆に寄生虫については、日本では北海道の一部でしかみられないような珍しい症例で「むしろ学ぶことが多かった」という。
検討会終了後、上部1佐は「優秀なスタッフがいながら、新しい医療技術・知識に接する機会が少なかったようだ。そうした知識を提供することで、患者のために少しでも役立ちたい」と感想を述べた。
やはり医官の平山健一2佐(37)は「検査機材についての質問など、新しい知識を貪欲(どんよく)に吸収しようとする姿勢が印象に残った」。蝶野元希3佐(34)も「医師の水準は十分だと思う」と述べた。
(02/19 23:52)
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