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イラクの人道復興支援にあたる航空自衛隊の本隊要員約150人のうち約110人が22日夕、政府専用機で小牧基地(愛知県小牧市)からクウェートに向けて出発した。イラクへの本隊部隊の派遣は初めて。26日には現地での物資の輸送にあたるC130輸送機3機も出発する。イラクでは米軍の輸送機へのテロ攻撃が続いており、空自は可能な限りの安全策を講じる、としている。
隊員は操縦士や整備要員ら。現地で飛行訓練をしたうえで、2月中旬、イラク国内のバグダッドやバスラ、バラド、モスルなど各空港への水や食糧などの輸送を本格化させる。イラク国内への輸送業務を始める前に、あらためて防衛庁長官の許可を得るという。
現地では十数人が米空軍司令部があるカタールのアル・ウデイド空軍基地で運航計画の調整などにあたる。警備が難しいため、イラク国内には要員は置かない方針。
22日の出発前、部隊移動の責任者となる小牧基地トップの溝口博伸・司令は基地内で記者会見し、「クウェートは治安が安定しているとの報告を先遣隊から受けており、まずは安心している」と語った。
小牧基地内で22日開かれた出国報告では、溝口司令が「第1次要員110名、出国いたします」と宣言。航空隊を統括する航空支援集団の香川清治・司令官は「今回の任務には様々な議論がある。本国では考えられない問題も発生するやに思うが、任務を全うしてきて欲しい」と激励した。
その後、約100人の家族らに見送られながら、派遣隊員は政府専用機に乗り込んだ。
また津曲義光空幕長は22日、防衛庁で記者会見し、「安全の確保を十分に図りながら万全を期す覚悟だ。中東地域の安全の確保は我が国の安全、繁栄にかかわっている。装備や運用、任務実施の環境整備などで安全は確保できる」と話した。
イラクでは、8日、バグダッド国際空港を離陸した米軍のC5大型輸送機が、地対空ミサイルとみられる攻撃でエンジン付近に被弾した。またC130が小銃弾やミサイルで狙われる事件も起きている。
派遣されるC130は安全性を高めるため、機体を地上から見えにくい空色に塗り替え、誘導ミサイルを回避する装置や離着陸時に地上を監視するための小窓などがつけられているが、空自にとっては「これまでで最も危険な任務」(空幕幹部)になる。
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《航空自衛隊の活動》当面、3機のC130輸送機でクウェートとイラク国内の空港間で物資輸送を行う。実施要項に定められたイラクでの活動区域はバグダッド、バスラ、バラド、モスルの4空港。人道復興支援活動としてイラク国民の生活物資や食糧を運ぶほか、これに支障を及ぼさない範囲で米軍など外国部隊の物資を安全確保支援活動として運ぶ。実施要項は「武器・弾薬の輸送は行わない」と明記しているが、武装した米兵などの輸送は可能としている。要員は先遣隊と本隊をあわせ約200人で機関銃、小銃、拳銃を携行する。
(01/22 19:58)
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