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イラク中部のヒッラで28日午前9時半(日本時間同日午後3時半)ごろ、爆弾を仕掛けた自動車が医療クリニックの近くで自爆した。ロイター通信が伝えた病院関係者の話では、健康診断のために集まっていた治安機関への就職希望者など125人が死亡、130人がけがをした。国民議会選挙で優勢を確保したイスラム教シーア派が主導する形で新政府作りが進む中、選挙に反対し不満を募らせるスンニ派の武装勢力によるものとみられる。03年4月の旧フセイン政権崩壊後に起きた単独の自爆テロとしては、最大規模の犠牲者数となった。
AP通信が伝えた地元バビロン州警察の発表によると、男が運転する車がクリニックに近づき、自爆した。警察は「関連容疑者数人を逮捕した」としているが、容疑者の身元など詳細は明らかにしていない。
現場は人通りの多い繁華街で、商店が並んでいる。狙われたのはクリニックと並んでいた人々だったとみられるが、買い物に来ていた多くの市民が巻き添えとなり、被害が拡大した模様だ。
クリニック周辺の商店も炎上して黒煙をあげ、建物や車の破片があちこちに飛び散った。治安機関や医療関係者が、人ごみをかきわけながら負傷者の救出にあたった。地域の医療関係者はロイター通信に「医師や輸血用の血液が足りず、ナジャフやカルバラからも救援を求めている」と話した。
イラクでは警察や軍などの治安機関や、その求職者に対する攻撃が相次いでいる。昨年7月には中部バクバで警察署に並ぶ求職者の列の近くで自動車爆弾が爆発し、70人以上が死亡。バグダッドでは同9月、警察の就職登録事務所近くで自爆テロがあり11人が死亡した。
米ブルッキングス研究所によると、昨年6月から今年2月3日までの間に、イラクの軍人と警察官は計1342人が死亡した。
シーア派市民を狙った攻撃も続いている。AP通信によると、2月19日にはシーア派の祭礼「アシュラ」を狙ったテロがバグダッド周辺で8件起き、市民ら計55人が殺害された。
一方、バグダッドでは28日、狙撃や爆弾の爆発で警官2人が死亡。検問所にいた米兵1人が射殺された。バクバでは武装勢力と治安部隊の戦闘に巻き込まれた市民1人が死亡した。
(03/01 01:15)
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