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イラク暫定政府は24日、「イラク・アルカイダ機構」のザルカウィ幹部の側近を含む計8人を、14日から16日にかけて拘束したと発表した。武装勢力を拘束したとの発表はここ数日相次いでおり、政府が30日のイラク国民議会選挙に向けて、市民の信頼を取り付けようとしていることが明らかだ。しかし、こうした取り組みに対しては、政府関係者の間からも「選挙目当て」などと批判し、その効果を疑問視する声が出ている。
首相報道官が、15日にバグダッドで拘束したと発表したのは、ザルカウィ幹部の側近のサミ・ジャアフ(通称アブウマル・クルディ)容疑者。
暫定政府当局の取り調べに対し、「03年9月の国連現地本部の爆弾テロや、シーア派指導者ムハンマド・バーキル・ハキーム師暗殺など32件で使われた爆弾を製造した」と自供し、選挙に向けてはバグダッドで選挙関連施設の攻撃責任者に指名されていたことも明らかにしたという。
このほか、アルカイダ機構の宣伝部門責任者ハサン・ドレイミ容疑者ら7人についても、14日から16日にかけて、中部ラマディで拘束したという。
米軍とイラク暫定政府は22、23日両日にも武装勢力の拘束を発表した。
首相報道官は24日のコメントのなかで、「ザルカウィ一派は日に日に力を失いつつある」と「成果」を強調した。しかし、政府関係者の中には、一連の拘束が同派に与える影響に疑問を呈したうえで、「(拘束から1週間もたった後で)この時期に発表したのは、選挙に向け政権への支持を取り戻そうとしたからだ」とする意見も出ている。
政府による治安対策の成果発表が続くなかで、現場の警察官が抱く不満は依然、根強い。バグダッド南部セイディヤ地区のイラク人警察官(38)は、昨年12月に勤務する警察署が武装勢力に襲われ同僚11人が殺された経験を持つ。朝日新聞の助手に対し、「署はそれまで4回も攻撃されていたのに、装備も人員も不十分なままだった。11月のファルージャ攻撃から、言うことと現実とのギャップがどんどん広がっている」と激しい口調で語った。
(01/25 12:11)
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