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イラクで拘束した民間人に暴行を加えたとして、軍法会議に訴追された英兵3人に対する予備審問が18日、ドイツ北西部のオスナブリュック英軍基地で始まった。1人は罪状の一部を認めたが、残る2人は全面的に否認。軍法会議に提出された暴行場面の写真22枚が初めて公開されたのを受け、今月末に国民議会選挙をひかえるイラクで、英軍など多国籍軍への反発が激しさを増すのは必至だ。
訴追されたのは、ドイツ北部ツェレの英軍基地に配属されている陸軍王立フュージリア部隊の3人。イラク戦争の大規模戦闘終結宣言直後の03年5月15日、イラク南部バスラで粉ミルクや食料を略奪したとして、英軍駐屯地に拘束されたイラク人らに対し、性行為のまねをさせたり、裸のままフォークリフトでつり上げたりしたなど、計9つの罪に問われている。イラクでは、アブグレイブ刑務所で起きた米兵による虐待事件の記憶が鮮明に残っており、英兵の暴行疑惑が「第2のアブグレイブ」と受け止められる可能性が高い。
英軍は国民議会選挙に向けた治安対策を強化する名目で、400人の増派を表明したばかり。5月にも英国で総選挙が実施されることもあり、ブレア政権は国民に不人気なイラク問題が再浮上するのを警戒している。英BBCは「イラク社会との対話を重んじ、米軍と一線を画してきた英軍への評判が著しく傷つくのは必至だ」との見方を伝えた。
英軍のジャクソン参謀総長は18日夜、ロンドンで異例の記者会見を開き、「いかなる暴行も非難する」との声明を発表。「(英兵による暴行は)ごく少数の行為」と強調、規律の引き締めに取り組む姿勢を示した。
(01/19 10:20)
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