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ドイツのシュレーダー首相は8日からの訪日を前にして、朝日新聞記者の質問に書面で答えた。国連安全保障理事会の改革については、「世界の平和と安全の維持に重要な貢献をしている先進国も考慮しなければならない」と、ドイツが日本とともに常任理事国入りすることに強い意欲を表明。国連改革に向けて両国が緊密に意見を調整していることを明らかにした。小泉首相との会談では、常任理事国入りを目指す日独の協力も焦点になる、と示唆した。
シュレーダー氏は「世界的な課題は良好に機能する多国間協調体制でしか解決できない」として、国連などを舞台にした多国間協調を最優先する立場を改めて強調した。ドイツは「日本と同様に、拡大された安保理の常任理事国として一層の責任を果たす意欲があり、それをこなせる能力もある」と常任理事国としての資格に自信を示した。国連への貢献については「独日両国はお互いに支援し合い、綿密に意見調整している」とした。
イラク問題では「我々も安定した民主的なイラクを望んでいる」として、アラブ首長国連邦でイラクの警察と兵隊を訓練していることを指摘。文民部門による復興活動を「もっと支援したい」としたが、「現在のイラクの安全状況がそれを許さない」とイラクの治安情勢には強い懸念を示した。米英主導のイラク戦争にドイツが参加しなかったのは「しかるべき根拠、理由があった」からで、「今後もイラクにドイツ兵を派遣しない」と、派兵を拒む立場を鮮明にした。
(12/02 03:09)
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