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イラクで殺害されたフリージャーナリストの橋田信介さん(61)と、小川功太郎さん(33)の遺族5人が3日、クウェート市内で記者会見した。イラクから移送された遺品を手に、2人への思いを語った。
「ここから弾が入り、ここから抜けた」。橋田さんの妻幸子さんは、橋田さんの遺体と一緒に前夜、届いた帽子を手にとり説明した。前後に大小2つの穴。濃緑色の生地は血に染まっている。「たぶんこの1発で即死状態。あとの苦しみは味わわなくて済んだのでは」と自分に言い聞かせるように話した。
焼け焦げた腕時計は、針が4時50分を指したまま。同じ時計を今春、就職祝いに贈られた長男の大介さんは「(遺体が)よく帰ってきた」と言葉少なに語った。
おいの小川さんの遺族の言葉には無念がにじんだ。もっといろんなことを伝えられたはず。本人が悔しがっていると思うし、私もすごく悔しい」(母の洋子さん)
日本の警察は2人の司法解剖をしたいと伝えているが、遺族は拒否している。幸子さんは「そのままにしておいてほしい」。橋田さんが拠点にしていたタイで、遺体を火葬することを検討しているという。
橋田さんが日本で目の治療を受けさせようとしていたイラク人少年がこの日、アンマンから日本へ向けて旅立った。
幸子さんは「橋田が今回、イラクを訪れた一番の目的。やり残した仕事をどうにかしたかった。みなさんの協力で聖火リレーのように連れ帰ることができそうです。本当にありがとうございます」と話した。
(06/03 20:00)
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