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陸上自衛隊が活動を続けているイラク南部のサマワ中心部で10日夜(日本時間11日未明)、駐留するオランダ軍に対して手投げ弾による攻撃があった。オランダ国防省は兵士1人が死亡、1人が重傷を負ったことを確認した。サマワに駐留する外国部隊への攻撃で犠牲者が出たのは初めて。これまで比較的安定していた南部でも治安が悪化しており、自衛隊の活動に影響が出る可能性もある。
AFP通信などが現地警察当局者の話として伝えたところによると、オランダ兵4人が橋の付近で警備中、バイクから手投げ弾を投げつけられた。車からの攻撃だったとの情報もある。
共同通信によると、現場は市中心部を流れるユーフラテス川にかかる国道の橋。この橋が爆破されるという情報がサマワの治安当局に寄せられ、兵士がパトロールに当たっていた。オランダ軍は事件を受けて厳戒態勢を指示。現場周辺の主要道路を封鎖し、不審者の捜査をしている。
オランダ軍はサマワに約1200人が駐留し、治安維持や人道支援に当たっている。4月22日と30日、宿営地や周辺に迫撃砲が撃ち込まれたが、負傷者は出ていなかった。
イラクでは4月以降、ファルージャなどイスラム教スンニ派の勢力が強い「スンニ派三角地帯」や、イスラム教シーア派の聖地ナジャフなど中部の主要都市で、米軍と武装勢力との衝突が激化し、多数の死者が出た。シーア派強硬派指導者ムクタダ・サドル師派の民兵組織への米軍による掃討作戦も続いており、占領軍への反発も一部で広がりつつある。
サマワや英軍が駐留するバスラなど南部の治安は、これまで比較的安定していたが、最近は徐々に悪化の兆しも出ていた。オランダ軍の宿営地から北西に約5キロ離れている陸上自衛隊の宿営地付近にも4月7日と29日、迫撃砲が撃ち込まれた。バスラでは4月21日、警察署などを狙った同時爆発が起き、70人以上が死亡。さらに24日には連合軍の管理下にある石油積み出し施設近くの海上で小型船を使った自爆テロがあり、兵士を含む米国人3人が死亡した。
(05/11 13:00)
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