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イラク駐留米軍のキミット准将は28日の記者会見で、中部ファルージャでは27日夜に空爆した北東部に加え、28日には鉄道駅のある北西部で武装勢力と戦闘が続いていることを明らかにした。米軍は駅周辺を武装勢力による迫撃砲攻撃の拠点とみており、海兵隊が戦車を投入して激しい砲撃を行った。米軍と武装勢力の間では一触即発の状態が続いている。
ブッシュ米大統領は28日、ホワイトハウスで記者団に対し、「イラク人のためにファルージャを確保するには、米軍司令官たちは必要なあらゆる手段を取る」と述べた。停戦の仲介をしてきた宗教組織や政党は、米軍の攻撃を「停戦破り」と厳しく非難している。
キミット准将は「武装勢力の攻撃に反撃しているだけで、停戦は継続している」と述べた。これに先立ち米海兵隊の報道官は同日、あくまで「武装勢力側の度重なる停戦違反への反撃」との立場を強調した。民間人が巻き添えになったとの情報もあるが、死傷者数など被害の実態は明らかになっていない。
米軍は武装勢力を外国人を含む約2千人と見積もっており、海兵隊が主力となって包囲網を築いている。
米CNNテレビは28日午後、ファルージャ上空を米軍ヘリが展開する中、米軍と武装勢力の間の激しい銃撃戦を放映。市内から黒煙が上がっていた。
ファルージャはフセイン政権を支えたスンニ派の居住地域。停戦の仲介役を続け、日本人人質解放にも尽力したスンニ派のイスラム宗教者委員会は28日、「米軍はうまく機能し始めた停戦を何の理由もなしに破った」と非難した。
米軍が同日朝もファルージャ郊外の住宅やモスク(イスラム礼拝所)に侵入し、住民を家から追い出していると指摘。29日から予定されているイラクの治安組織と米軍との合同パトロールの実施にも悪影響が出かねないと警告した。
また、イラク・イスラム党幹部は朝日新聞に対し「米軍は強大な力を見せつけ、イラク全土の人々に恐怖を植え付けようとしている」と交戦の拡大を懸念した。
(04/29 00:17)
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