|
バグダッド西方ファルージャのモスク(イスラム礼拝所)施設に対する米軍の空爆で、米海兵隊は7日、当初は40人とされた犠牲者らの遺体を、モスク内で確認できなかったことを明らかにした。AFP通信が伝えた。米中央軍は、モスク周辺の壁を爆撃したことは認めたが、民間人の死者はなく、モスク本体にも被害はなかったとしている。
米海兵隊は7日、イラク人民兵らが立てこもるファルージャのモスクをレーザー誘導爆弾で攻撃。当初、この攻撃によってモスクの敷地内にいた約40人が死亡したと伝えられた。その後、米海兵隊の広報官は、AFP通信に対し、空爆後にモスク内を調べたところ、犠牲者の遺体などは発見できなかったと語った。モスク内にいた民兵らは、レーザー誘導爆弾の着弾前に避難した可能性があるという。
AP通信も、犠牲者は民家やほかのモスクなどに搬送されており、正確な数は把握できていないと伝えた。
米中央軍は7日の発表で、モスクへの進入路を確保するために、モスク周辺の壁を狙って空爆したことを認めた。壁はモスクの中心的な建物から数百メートル離れており、モスクの建物本体に被害はなかったとしている。また、この空爆でイラク人民兵1人が死亡したが、民間人の犠牲者は報告されていないという。
米海兵隊は7日までに、ファルージャの4分の1を制圧したとしている。駐留米軍のキミット准将は同日、CNNテレビに対しモスクが神聖な場所であるとの認識を示したうえで、「モスクの敷地内に武装勢力がいる場合は攻撃対象になり得る」と述べた。
(04/08 12:00)
|