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イラク駐留米軍は4日、バグダッド東部のサドルシティーでシーア派民兵との衝突で米兵7人が死亡、20人以上が負傷したと発表した。アラビア語衛星放送アルジャジーラによると、イラク側は少なくとも2人が死亡、7人が負傷した。同国中部のナジャフで同日起きたスペイン軍とシーア派デモ隊の衝突による死者は双方合わせて22人、負傷者は約200人となった。
サドルシティーの衝突について、駐留米軍は「占領軍とイラク警察は、民兵が警察署や政府の建物を占拠しようとするのをくい止め、治安を回復しようとして死傷者を出した」と発表した。
サドルシティーはナジャフでスペイン軍と衝突した強硬派の宗教指導者ムクタダ・サドル師の影響力が強く、米軍と交戦した民兵は、同師の指揮下にあるマフディ軍と見られる。同民兵は一時は警察署3カ所を占拠し、自動小銃や携帯型ロケット弾で米軍と交戦し、米軍車両を破壊するなどした。
AP通信によると、ナジャフでの衝突では、スペイン国防省がエルサルバドル兵1人、米兵1人が死亡したことを明らかにした。エルサルバドル兵4人が死亡したとの当初の発表を修正した。
また4日午後、アマラでもシーア派民兵と英国軍の衝突があり、イラク人4人が死亡した。さらにAP通信によると、イラク南部のナーシリヤでも、デモ隊とイタリア軍が衝突し、イタリア兵1人が足にけがをしたという。
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〈シーア派〉 預言者ムハンマド(マホメット)の後継問題で、イスラム教はスンニ派と、ムハンマドのいとこで娘婿のアリとその子孫だけを正統な後継者と見なすシーア派に分かれた。イスラム教徒全体ではシーア派は約1割の少数派。イラク国内では南部を中心に6割以上を占めるが、スンニ派が権力を掌握していたフセイン政権下では迫害された。
政権崩壊後、シーア派は最高宗教権威のシスターニ師の指導で、占領当局や米英軍と協調しつつ利益を追求する穏健姿勢が支配的だった。これに対し、30代の強硬派の宗教指導者ムクタダ・サドル師が、米英との対決姿勢を鮮明に打ち出し、支持を拡大している。
(04/05 11:58)
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