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イスラム教シーア派の祭礼「アシュラ」が最終夜を迎えた1日、シーア派の信仰が厚いサマワの街は、男たちの行列で埋め尽くされた。手を振り上げては拳で胸をたたき、そのリズムに乗せ、詩句を詠唱しながら練り歩く。旧フセイン政権下で禁じられた熱狂的な宗教行事は最高潮に達し、多くの人が徹夜で臨んだ。
「アシュラ」は、シーア派第3代の指導者(イマーム)フセインが、イスラム暦1月10日に暗殺されたことを悼む祭り。自らを傷つけ、苦しみを追体験しながら歩くことで、殉教者と一つになった信仰を表現する。黒装束の女性や子供らは、傍らで見物する。
フセイン政権に弾圧されたシーア派にとって、完全な形で祭りをするのはおよそ四半世紀ぶり。政治アピールの場にもなった。詠唱の中で、占領行政下のイラク統治評議会がこの日承認した「イラク基本法」がイスラム色が薄められた内容になったことをさっそく批判するグループもあった。
目抜き通りの祭礼所で千人近くの聴衆を前に、説教壇に立ったアリ・アルメイヤリ師(49)は、記者に対し「監視される恐れなくこの祭りに臨める。その喜びを表す言葉もない」と語っていた。
殉教者の命日にあたる2日早朝からは、白装束の男たちが刀で自らの頭を切りつけながら歩く、壮絶な行列がある。
(03/02 10:34)
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