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アナン国連事務総長は19日、国連本部で開かれたイラク復興の関係国・支援国会合で、6月30日のイラク暫定政府樹立・主権返還の期限は守るべきだが、それまでに直接選挙で暫定議会を選出するのは不可能だという見解を示した。期限内に暫定政府をどうやって樹立するかについて国連の推薦する手続きは示さず、イラク側の判断を待つ構えを見せている。
イラクから帰任した国連調査団のブラヒミ事務総長特別顧問の報告を受けての判断。アナン氏は20日に日本訪問に出発する予定で、訪日中にこうした見解を米英の暫定占領当局(CPA)、イラク統治評議会に伝える見通しだ。
アナン氏は現時点での一致点として、(1)直接選挙が最善(2)だが、6月30日までの実施は不可能(3)それでも主権は期限内に返還されるべきだ――の3点を挙げた。
国連側は早期の直接選挙は非現実的と見て、(1)予定された「各層の代表選出」方法の手直し(2)統治評議会の拡大(3)国民会議開催――などを検討してきた。しかし、アナン氏はあえて代案は示さなかった。国連側の判断を示して「押しつけ」と取られるのを避け、イラク側が主体的に選んだ形にするためのようだ。
アナン氏はイラク側に数週間内の判断を期待している模様で、結論が出なかった場合はブラヒミ氏を再度イラク入りさせることを示唆した。
(02/20 10:27)
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