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イラク北部のクルド人自治区でのテロについて、同地区で人道支援活動を続けている非政府組織(NGO)ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の大西健丞・統括責任者(36)は1日、「クルド民主党(KDP)の事務所では自爆テロ犯がアルビル州高官に握手を求めた瞬間、爆発した」と語った。現地事務所からの連絡を受けたという。
「イラク国内の親米勢力を一つひとつつぶしにかかっているようだ」と大西さんは見る。日本大使館員が襲撃される前から不穏な情報があり、PWJでは4人いた日本人スタッフをすでに全員イラク国外に退避させていた。
が、今もアルビル、ドホーク、スレイマニヤに現地スタッフが150人近くおり、巡回医療や食糧・医薬品の配布などの援助活動をしている。事件後、日本からの衛星国際電話はかからなくなったが、現地からの電話で夜11時までには、スタッフは全員無事であることが確認された。
PWJでは、以前からKDPやクルド愛国同盟(PUK)が狙われていることは分かっていたので、共同行動しているように見られないよう細心の配慮をするとともに、先週にはアルビルの地元事務所をさらに目立ちにくい場所に引っ越したばかりだった。
「今回の自爆テロはやや種類が違うと見られるが、イラク全体で抵抗戦争の様相が強まっていることは事実だ。自衛隊は占領軍の一翼としか見られず、心配だ」と大西さんは言う。
(02/02 03:04)
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