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陸上自衛隊先遣隊が現地入りした1月19日、サマワで「テロ計画を立てていた」容疑で5人が逮捕されたが、実は見込み捜査に基づく誤認逮捕だったことがわかり同31日、全員が釈放された。地元警察幹部は、事実上の予防拘禁だったことを認めている。背景には、「サマワは安全」という前提が崩れれば、日本をあてにした復興の夢が消えかねないとの警戒感があるとみられる。
サマワを州都とするムサンナ州警察本部によると、捜査の端緒は、昨年暮れに市民から寄せられた「暴力行為を計画しているらしい」という1件の通報。
警察は約1カ月半、監視下に置いたうえで、逮捕状を執行した。逮捕後、地元の情報筋には、「彼らは陸自をねらったテロを計画していた」という話すら流れた。
しかし調べに対して5人は容疑を全面否認。具体的な証拠も挙がらなかった。当初、全員が旧政権の治安機関員やサダム殉教者軍団のメンバーと伝えられたが、少なくとも1人はただのビジネスマンだと分かった。
日本政府には、5人に恨みを抱く人物が架空の情報を警察に流したとの話も伝わっている。
州警察本部のアザウイ総務部長は1月25日に朝日新聞記者に対し「誰かが何か(犯罪)をしようとしていると聞けば、その前に拘束しないといけない。逮捕が間違っていたとは思わない」と述べた、逮捕が事実上の予防拘禁だったことを認めた。別の州警察幹部は、背景について「自衛隊が来なくなると困る。サマワは安全な町なのに」と語った。
(02/02 06:52)
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