|
英BBCの経営トップであるギャビン・デービス経営委員長は28日、辞意を表明した。国防省の兵器専門家が自殺した真相を究明する独立司法調査委員会(ハットン委員長)の報告書で、BBCの報道や管理態勢が厳しく批判された責任をとったとみられる。
デービス氏は同日、「BBCの経営委員長は最高度に正確、公平な報道を維持する責務を負う。ハットン報告で、視聴者がBBCに寄せる信頼は損なわれた」とする声明を発表した。
その一方で、声明は、ほぼ一方的に政府寄りの判断を示したハットン報告に疑問を表明。問題となった取材を担当したギリガン氏以外のBBC記者に対しても、自殺したケリー博士が「45分の脅威」を疑問視する発言をしていた事実をどう考えるか、米英が遂行するイラク戦争に批判的だとして、政府がBBCに圧力をかけ続けていた当時の状況を斟酌(しんしゃく)した上での結論か、などの問題点をあげた。
BBCの報道について、ハットン報告は、責任者が事前に報道の内容を精査しない、など編集現場の問題点も指摘。また、政府から抗議を受けたにもかかわらず、経営委員会が事実の調査を怠った、と批判した。
(01/29 10:59)
|