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シーア派イスラム教徒が多数を占めるイラク南部の都市バスラで15日、暫定占領当局(CPA)と統治評議会が決めた主権移譲プロセスに反対し、早期の直接選挙実施を求める大規模なデモがあった。バスラからの情報によると地元住民ら数万人が参加。シーア派の反発の強さと動員力を見せつけた形だ。
AFP通信によると、デモはシーア派最高権威のシスターニ師側近の呼びかけで行われた。参加者は同師の写真を振って「イスラムにイエス、アメリカにノー」などと連呼しながら市内を練り歩いたという。
CPAと統治評議会は「直接選挙を行ったことがない国で総選挙を実施するには、人口調査や選挙区確定などに時間がかかる」(セノーCPA報道官)との理由で、総選挙を先送りし、地域ごとの代表が選出する暫定議会の設立を先行させる方針を、すでに決めている。
これに対し、シスターニ師は真にイラク人を代表する議会が必要だとして、早期の総選挙実施を求めている。
クウェート在住のシスターニ師側近は15日、アラブ首長国連邦のアブダビテレビで「ブレマー(CPA代表)がシスターニ師の求めを拒否するなら、師は暫定内閣の正統性を否定するファトワ(宗教見解)を出す」と述べ、脅しをかけた。人口の6割を占めるシーア派の意向を無視して暫定議会設置を強行すれば混乱を招くのは避けられない。主権移譲プロセスが予定通り進むかどうかは不透明だ。
(01/16 13:11)
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