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航空自衛隊のイラク派遣で中心的役割を担う空自小牧基地(愛知県小牧市)第1輸送航空隊の隊員らから、C130輸送機の「過剰負担」に伴う不満や悲鳴が漏れている。イラクでのミサイル攻撃などに対する万全の備えを進めなければならない一方で、国内基地間の定期便運航といった通常任務は軽減されず、C130の使用が集中しているためだ。
小牧基地の第1輸送航空隊には全国で唯一配備されているC130が16機ある。84年の導入後、92年のカンボジアPKOをはじめ、自衛隊の海外派遣の際は、隊員や物資の輸送を続けてきた。
C130は有事に備えて48時間以内に2機がいつでも離陸できる態勢を取っているほか、米軍との合同訓練で毎年アラスカに出向く。一定の飛行時間を超えると定期点検が必要で、常に数機は工場に入っている。16機すべてがフルに使える状態ではない。
その航空隊は引っ張りだこの状態だ。昨年後半だけみても、7月に世界食糧計画(WFP)の依頼でヨルダンに派遣されたほか、9月には北海道苫小牧市の石油タンク火災で消火剤を運搬。年末にはイラン大地震で救援物資を輸送した。
イラン大地震の際、隊員の一人は「何かあるとすぐうちに依頼が来る。本音を言うと、政府専用機でもいいんじゃないか、と思う」と話した。12月29日に、イラクへの派遣要員を除く一部の航空隊員が呼び戻され、慌ただしく部隊が編成された。この隊員は「帰還後もすぐに訓練に入ったり、定期便の要員となったりでほとんど休みがない」と漏らす。早朝5時半ごろから深夜11時過ぎまで勤務する隊員もいるという。
イラク派遣に向け、空自本隊はいよいよ今月下旬にも出発する。現地では、ミサイルによるとみられる米軍機などへの攻撃が相次いでおり、激務の中で張りつめた状態が続く。
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<空自第1輸送航空隊> 小牧基地によると、隊員は約800人。このうちC130に搭乗するのは、パイロットが約50人、航法士(ナビゲーター)と機上整備員、空中輸送員(ロードマスター)が各約25人。後方要員として整備員などの約280人が、いずれも海外派遣要員として指定されている。
(01/12 09:12)
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