現在位置:asahi.com>ニュース特集>イラク情勢> 記事 サドル師、マフディ軍に停戦呼びかけ イラク2008年03月31日00時00分 イラクのイスラム教シーア派の反米強硬派指導者サドル師は30日、傘下の民兵組織マフディ軍に対し、南部バスラなどでのイラク治安部隊との戦闘中止を呼びかける声明を出した。AP通信が報じた。イラク政府のダッバグ報道官は「前向きな決定だ」と歓迎する意向を示した。ただ、サドル師側近は、マリキ首相が求める武装解除には応じないとしており、戦闘中止につながるかどうかは依然不透明だ。 声明は、政府側によるマフディ軍掃討作戦の中止や、不法拘束された収容者らの釈放を戦闘中止の条件としている。治安部隊による相次ぐ拘束に不満を募らせたマフディ軍の一部が、昨年8月から続くサドル師の停戦命令を事実上破棄し、治安部隊との戦闘状態に陥っていた。 バスラでマフディ軍掃討作戦の陣頭指揮をとるマリキ首相は29日、「(マフディ軍は)アルカイダより悪い。治安回復までバスラにとどまる」と不退転の決意を表明。イラク治安当局は、27日夜から30日朝までの予定だった首都バグダッドの外出禁止令を無期限延長するとの声明を出し、危機感を募らせていた。 ロイター通信によると、治安部隊はバスラで120人以上の民兵を殺害したほか、南部各地で多数の死者が出ている。また保健当局者によると作戦開始の25日以降、バグダッド東部の病院には少なくとも133人の遺体と647人の負傷者が運び込まれた。 PR情報イラク情勢
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