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イラク特措法、2年延長へ 政府・与党方針

2007年03月07日03時02分

 政府・与党は6日、7月末に期限が切れるイラク復興支援特別措置法の延長幅を2年とする方針を固めた。航空自衛隊による米国主導の多国籍軍への輸送支援を続ける。当初、1年の小幅延長を検討していたが、「米軍の早期撤退の可能性は低い」(内閣官房幹部)として2年延長の見通しとなった。ただ統一地方選や参院選を控え、改正案の提出時期について与党内の調整が続いている。

 安倍首相はブッシュ米大統領の米軍増派方針を「イラクの安定化と復興に向けた米国の決意」と評価し、すでに空自派遣を延長する意向を表明。だが、米政権のイラク政策には米国内にも批判もあり、4年の時限立法だった同法の延長幅が焦点になっていた。

 久間防衛相は6日の会見で、2年延長について「私の希望としてはそうだ」と言及した。防衛省関係者は「延長幅を長めにとり、状況次第で判断すればいい。米国がイラク支援で踏ん張っている時に逃げられない」と説明、自民党幹部も「細かく何回も延長しても仕方がない」と語った。

 昨秋の米中間選挙で共和党が敗れた際は、米国内でも早期撤退論が浮上。参院自民党や公明党からも延長幅を1年とする声が強まっていた。

 だが1月にブッシュ大統領が2万人以上の米軍増派を発表。イラクの治安状況にも改善が見られず、日本政府は1年以内に多国籍軍が撤退する状況にはならないと判断した。来年の米大統領選でイラク政策の是非が争点になるとみて、再延長の判断を改めて迫られる事態を避ける狙いもある。

 政府は日米同盟をアピールするため、4月末の首相訪米前の法案提出を模索しており、自民党は統一地方選への影響を避けるため、4月下旬の提出を検討している。

 民主党はイラク特措法廃止法案を提出する構えで、参院選での争点化を目指している。このため公明党には「参院選からなるべく離れた時期に法案を成立させたい」(幹部)との声もある。

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