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フセイン元大統領に死刑判決 イラク高等法廷2006年11月05日23時14分 イラクのサダム・フセイン元大統領(69)ら旧政権幹部を裁くイラク高等法廷は5日、82年のシーア派村民大量殺害事件で、フセイン被告に求刑通り死刑の判決を言い渡した。「人道に対する罪」を犯したと認め、絞首刑とした。米国などによるイラク戦争でフセイン政権が崩壊してから3年半。元大統領は二つの事件で起訴されているが、判決は初めて。ただ、終身刑以上の判決は控訴院で審査され、被告側による再審請求もできるため、判決の確定、刑の執行は先になる。
イラク情勢の泥沼化で批判を浴びるブッシュ米政権にとっては、中間選挙2日前の死刑判決は、イラク政策を正当化する材料となりそうだ。しかし、元大統領支持者の多いスンニ派の武装勢力が、シーア派主導の現政権やイラク駐留米軍への反発を強めるのは必至。一向に改善しないイラクの治安がさらに悪化する可能性もある。 判決が言い渡されたのは8人。死刑を求刑されていた4人のうち1人だけは終身刑とされた。 起訴状によると、元大統領らは、82年7月にイラク中部ドゥジャイル村を訪問した際のシーア派による大統領暗殺未遂事件の報復として、村民らの拘束と処刑を命じ、148人を死亡させ、女性や子どもも劣悪な環境の収容所に連行した。 判決は、こうした事実を認定。アブドルラフマン裁判長が死刑を言い渡すと、元大統領は右手を振り上げ「裏切り者に死を」などと叫んだ。 5日の公判では罪状と判決だけが示され、詳細な判決理由は後日公表される予定だという。 元大統領らは「アンファル作戦」と呼ばれるクルド人に対する大量殺害事件でも起訴されており、7日にも審理が予定されている。 イラク高等法廷は国連ではなく占領国である米国主導でつくられ、国際法廷ではない。国際人権団体「ヒューマンライツ・ウオッチ」は5日、AFP通信に「国際的な関与がなく、判決と証拠がしっかり結びついていない」と判決を批判した。 PR情報この記事の関連情報イラク情勢
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