中東イスラム世界を中心に広がる反米イメージを改善するため、広報外交担当の米国務次官に起用されたカレン・ヒューズ元大統領顧問が9日、正式に就任した。ヒューズ氏はブッシュ米大統領の側近中の側近として知られ、9日、国務省であった宣誓式には大統領自身も出席した。
大統領は、ヒューズ氏を「米国で最も有能なコミュニケーター(意思伝達者)のひとり」と持ち上げて激励。「対テロ戦争に勝利するには、我々の政策や根源的な価値観について世界中の人々に効果的に説明することが必要だ」と述べ、「広報外交」の重要性も強調した。
ブッシュ政権は、1期目に民間広告会社の女性幹部を同次官ポストで登用したが失敗した。メディア対策に長じた「切り札」の投入で反米感情の封じ込めを目指す。
ただ、ヒューズ氏も中東イスラム世界の経験はなく、成果を出せるかは未知数だ。