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イラクの武装勢力が15日、日本人拘束事件の襲撃現場としてインターネットで公開したビデオ映像。炎上する車とアラビア語の字幕が映っている |
外務省は15日、イラクで斎藤昭彦さんが拘束されたとみられる事件で武装勢力「アンサール・アルスンナ」が公表した襲撃当時のものとされる映像の分析を進めた。その結果、襲撃現場の映像とみられるが、斎藤さんの姿は見当たらないため、斎藤さんは現場から逃げたあと銃弾を受けた可能性が大きい、との見方を強めた。
同日開かれた対策本部の会合後、外務省幹部は映像について「(銃撃戦の)現場を示すものだと思う。その確率はかなり高い」と述べた。その理由として、生存者らから得られた証言と映像が符合していることや、アンサール・アルスンナが通常使っているサイト上で公開されたことをあげた。
また、同幹部は「斎藤さんとおぼしき人は見つけられない。(斎藤さんは)少なくとも現場からは移動したと感じた」と語った。襲撃時に斎藤さんと一緒にいた同僚から得られている「斎藤さんとともに現場から逃げた」とする証言は正しいという見方を示したものだ。証言によると、斎藤さんはそのあと銃弾を受け、重傷を負った。
一方、一部報道で「『ジャパニーズ(日本人)』と叫んでいるような声が聞こえる」とされた点については「そういう言葉が聞き取れたことはない」とした。