現在位置:asahi.com>ニュース特集>イラク情勢> 記事 イラクの2児、国立循環器病センターで心臓手術へ 大阪2007年05月21日21時05分 国立循環器病センター(大阪府吹田市)は21日、治安が悪化したイラクで、必要な手術が受けられずにいる心臓病の2児を受け入れたと発表した。日本のNPO法人などの支援で受け入れが決まったもので、術後のケアも含め退院までには2〜5カ月かかるという。
手術を受けるのは、バグダッド在住の男の子のサジャド・アルサライ君(5)と女の子でバグダッド近郊に住むアリア・アルサリヒちゃん(2)。19日に来日し、21日に入院した。サジャド君は肺動脈と大動脈が心臓に逆についている「完全大血管転位症」、アリアちゃんは肺動脈が細くなって心臓から出る血液量が少なくなる「ファロー四徴症」の疑いがある。いずれも1万人に1人程度の先天的な疾患で、手術しか治療法がない。 イラクで2人の主治医だったアリ・クラディ医師(39)によると、バグダッドには先天的な心臓病の小児が1000人以上いる。2人は生命の危機に直面していたが、イラクでは戦火の影響で治療できる施設がなかった。 そうした窮状を途上国の医療援助活動をしているNPO法人「ピープルズ・ホープ・ジャパン」が知り、経済的な事情で手術が受けられない心臓病の子どもを支援する産経新聞の「明美ちゃん基金」が適用できるように橋渡しをして、手術が決まった。 アリアちゃんの父アラアさん(50)は「今のイラクは50年前に戻ったように何もない。いつもではないが爆破テロも起きる。生活も厳しい中、子どもを助けてもらい感謝している」と話した。 PR情報この記事の関連情報イラク情勢
|
ここから広告です 広告終わり どらく
鮮明フル画面
企画特集
朝日新聞社から |