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JR宝塚線脱線事故、合同慰霊祭開く 2400人が出席

2005年09月25日21時09分

写真

遺族や自治体関係者が参列して開かれた「慰霊と安全のつどい」=25日午前10時すぎ、兵庫県尼崎市で

 107人が犠牲となったJR宝塚線(福知山線)の脱線事故からまる5カ月を迎えた25日、兵庫県尼崎市の事故現場に近いJR尼崎駅北側の特設会場で、犠牲者を追悼する初めての合同慰霊祭「慰霊と安全のつどい」が営まれた。90組の遺族542人をはじめ負傷者や犠牲者の友人ら計約2400人が出席。JR西日本の垣内剛社長が「全社員が全力を挙げて安全な鉄道をつくりたい」と、再発防止を誓った。

 JR西日本と兵庫県、関係自治体などが共催。北側一雄国土交通相が参列し、天皇・皇后両陛下から贈られた生花がテント内に設けられた祭壇を飾った。プライバシーに配慮し、犠牲者の写真や銘板は置かれなかった。遺族の一部は「説明責任が果たされていない」などと反発し、出席しなかった。

 事故が起きた午前9時18分に出席者全員で黙祷(もくとう)した後、垣内社長が改めて事故について謝罪。犠牲者の友人を代表して大畑聡さん(19)が、「なぜ、電車に乗っただけで亡くならねばならなかったのか。安心して乗れる鉄道を考えてほしい」とJR側に要望した。

 兵庫県が設置した事故検証委員会委員長の木下冨雄・京都大名誉教授は「安全・安心社会に向けた誓い」を読み上げ、利便性を優先する社会に警鐘を鳴らした。

 式典終了後も、会場の献花台には同日夜までに約2800人が花を手向けた。兵庫県公館(神戸市)やJR大阪駅など計6カ所に設けられた記帳所には約3000人が訪れ、主催団体の庁舎や本社で半旗が掲げられた。


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