神戸など6支社と大阪建設工事事務所でもゴルフコンペや旅行、送別会――。JR西日本は6日、問題視される催しへの参加が計14部署、参加者は延べ185人と明らかにした。同社は事故翌日、社長名で各支社に節度ある行動を求める通達を出したが、その後も催しは続いており、「犠牲者の遺族や負傷者の心情を思うと中止すべきだった」として関係社員の処分を検討している。
神戸のほかは京都、広島、福知山、大阪、米子の各支社と大阪建設工事事務所北陸派出所。大阪支社は重大事故の際に事前に定められた社員が招集される「第1種A体制」の対象機関だった。
神戸支社は4月18〜28日、兵庫県内のゴルフ場で「支社長杯ゴルフコンペ」を計画。25日も姫路鉄道部長や相生駅助役、網干総合車両所助役ら計19人がプレーをし、昼食時に事故の情報が入ったが続行したという。26日以降は中止になった。同車両所は事故当日、46人の社員を現地に派遣していた。
大阪建設工事事務所北陸派出所では、助役ら3人と関連会社の25人が25〜26日に1泊2日でゴルフ付きの温泉旅行をしていた。広島支社広島駅では延べ70人が25〜27日の各夜、同駅ビル内の居酒屋で契約社員と懇親会をしていた。
社長名通達後も催しは続いた。大阪支社宮原総合運転所では、27日に11人が関連会社員らとともにゴルフと懇親会を開催。その後も、福知山支社舞鶴鉄道部などで送別会や日帰り旅行などが催された。
6日夜、記者会見した鉄道本部長の徳岡研三専務は「事故と不祥事で経営責任を感じている。遺族らへの対応や再発防止策がまとまった段階で辞任も含めて検討したい」と話した。