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 < 尼崎・列車脱線事故 >

「カーブ外側に傾いて走行」 脱線事故で複数住民目撃

2005年04月28日15時33分

 兵庫県尼崎市のJR宝塚線(福知山線)で起きた快速電車の脱線事故で、電車が車体をカーブの外側に傾けながら走行していた可能性があることが28日、兵庫県警捜査本部(尼崎東署)の調べで分かった。速度超過などのため、カーブ部分でバランスを崩したことも考えられるという。また、松下正俊車掌(42)は脱線時、最後部の車掌室にいたこともわかった。県警は、松下車掌が速度メーターで速度超過を認識していた疑いがあるとみて事情を聴いている。

 調べによると、電車は脱線前、制限速度(70キロ)を上回る100キロ超の速度でカーブに入り、カーブ手前付近で非常ブレーキが作動していたことがすでに分かっている。1両目は脱線した後、マンション1階の駐車場で左を下にした状態で横転していた。

 県警が現場付近の住民から事故当時の事情を聴いたところ、「電車はカーブの外側に傾きながら走ってきた」という複数の目撃情報が得られたという。

 現場付近は右カーブになっているため、左側のレールが右側に比べて9.7センチ高くなっており、本来なら内側に傾いて通過する形になる。このため、県警は、電車が速度やブレーキなどの影響でバランスを崩しながら走行していた可能性があると見ているが、目撃者が脱線後の状態を見たことも考えられるとしている。

 一方、松下車掌はこれまでの調べに対し「(高見運転士が)遅れを取り戻すためにスピードを上げていた」と供述している。


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