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地震の発生で、新潟県長岡市内を走行中に脱線した上越新幹線「とき325号」(10両編成)の運転士が、当時の状況について「約200キロで走行中に強い揺れを感じた」と証言していることがわかった。現場では、脱線が原因となった可能性があるレールの破損が約2キロにわたって続いていた。東京―越後湯沢間は毎時1本程度の運転が再開されたが、越後湯沢―新潟間の復旧はめどがたたず、数日以上かかる見込みだ。
JR東日本によると、運転士は「約200キロで走行中に大きな揺れを感じ、非常ブレーキをかけた。揺れは非常に大きく、運転台のいすから落ちないようにつかまっていた」と話したという。車掌は「トンネルを出た直後、横から風圧を受けたような感じがした」と話したという。
線路点検の結果、脱線現場から東京寄り約2キロにわたって、レールの締結装置の破損や路盤の損傷が見つかった。レールが横方向にずれている場所も確認された。210キロで走行中の新幹線が非常ブレーキをかけると、停車までに約2.5キロ走るとされるが、同社は「現時点では、脱線による破損か、地震による破損かは断定できない」としている。
脱線現場から東京寄りの魚沼トンネルや妙見トンネル内では、線路の高低がゆがんでいたり、側壁のコンクリートがはがれ落ちたりしていた。浦佐―長岡間では、高架橋の柱約30本のコンクリートがはがれ落ちていた。
「とき325号」は、10両編成のうち、6、7号車を除く8両が脱線。両端に車輪をつけた車軸(計40軸)は22軸が脱輪していた。最後尾の1号車は、車輪とレールが最大1.4メートルずれ、車体が上り線路側に約30度傾いていた。
同社はクレーンを使って脱線車両を線路に戻す方法を検討している。重機や足場の設置作業や原因調査、設備補修には相当時間がかかるとみられる。2、3日中の復旧は極めて難しい状況だ。
東京―越後湯沢間は線路点検で大きな異常は発見されず、24日朝から毎時1本程度ずつ運転が再開された。一部区間では徐行が続いている。
(04/10/24)
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