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自民陣営、惨敗おわび行脚 総選挙へ立て直し

2007年07月31日

 30日、参院選での自民惨敗の衝撃は全国に広がった。これまで保守王国と呼ばれた地域で議席を失った自民党候補らはこの日、支持団体におわび行脚をした。大敗を喫した県連幹部らは敗因分析に追われた。

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参院選での与党大敗を受け、自民党本部で開かれた安倍首相の記者会見=30日午後2時29分、東京都千代田区永田町で

 自民党秋田県連は30日、役員会を開いた。集まった県連幹部たちの表情は晴れない。「組織の集票力は発揮できたが、これからの時代は組織票だけを固めても勝てない」。参院選は3年前に続く敗北で、2年後には知事選を控えている。ある幹部は「このままでは秋田で自民党が崩れてしまう」と危機感をあらわにした。

 改選数2の福島選挙区では、自民公認の森雅子氏が当選したものの、民主公認候補に13万票余りの差をつけられた。党県連は30日に開いた役員会で、今後の立て直し策を協議した。普段から「ノルマ」を定めて党員獲得に努めることなどが検討された。橋本克也幹事長は「今回の結果が次の総選挙に影響することは必至。県選出国会議員がいなくなることもありうる」。

 自民新顔が民主新顔に大差をつけられた山形県連会長の遠藤利明衆院議員は「有権者が何を考えているのか、その思いを自民党組織は吸い上げることができなかった」と敗因を分析した。早朝から山形市内の国道沿いに立ち、ハンドマイクを握った。「ゼロから改めてスタートする。日常活動からやり直します」。議員生活の原点に戻り、約1時間15分、有権者の車の列に頭を下げ続けた。

 佐賀選挙区で落選した自民新顔の川上義幸氏はこの日、佐賀市の県JA会館におもむき、「お世話になりました」と頭を下げた。同県の農業団体はかつて「基礎票20万票」とも言われたが、JA佐賀中央会の家永武士常務理事は「『農政票』なんて昔の言葉かもしれん」と話した。

 高校サッカーの監督として知られた小嶺忠敏氏は長崎選挙区に自民公認で挑んだものの、2万票以上の差で敗れた。同県建設業協会の谷村隆三会長は「小泉政権が仕掛けた時限爆弾が爆発した」と敗因を分析する。小泉前首相が公共事業削減を進めた中、長崎県内でも建設業者らの倒産が相次いだ。その怒りが、安倍政権下の選挙で爆発したという意味合いだ。

 四国では4県すべてで自民候補が落選した。香川県のある県議は「これだけ傷つけば、次に勝つためには田舎を無視できなくなる」とつぶやいた。

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