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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com> 2007参院選> 地方ニュース> 沖縄> 記事 年金対応、見極め投票 トラブル渦中の有権者を連続調査2007年06月30日 社会保険庁の改革法案や年金時効特例法案が成立の運びとなり、「年金選挙」となる参院選の号砲が鳴った。年金記録が行方不明になってしまった有権者の不安は消えるのか。そして、政治への思いは――。投開票までの1カ月間、年金のトラブルに見舞われた各地の人々を見つめていく。
29日の国会は与野党の激しい攻防が続いた。年金関連法案の採決は30日未明にもつれ込んだ。 「無党派」を自任する人たちは、自民党に厳しい視線を向けた。 「とにかく自民以外の政権にならないと何も変わらない」と話すのは、鹿児島市の男性公務員(30)。10年前に民間企業で働いていた時に支払った厚生年金の記録がなかった。「国民の理解が得られないまま法案が通った」 宮崎市の男性会社員(60)も、選挙を意識して成立を急いだ自民に批判的だ。「これで変わるのか。今回は自民には入れない」 一方、これまでの国政選挙で自民候補に一票を投じてきた那覇市の無職男性(65)も「対抗する候補に入れたい」と言い切った。与党側の強硬な姿勢、野党の力量への不安……。政治への関心が薄れつつあったが、最終盤の国会を見て、投票先を変えることにした。 野党への不満もくすぶっている。 「国民をどう救済するかの議論が不十分」。福岡県大野城市の主婦(65)は「年金騒動」に背中を押され、行方不明となった自分の記録を改めて照会している。「私のように大勢の国民が見放されたのは、自民党支配が続いたツケなのでは」と思うが、「民主党もふがいない」と感じる。「党利党略ばかり考えないでほしい。タレント候補の擁立にも違和感を覚える」 山口市の病院職員の男性(47)は転職を繰り返した時期があり、心配になって年金記録を調べた。案の定、運送会社員のころ納めたはずの記録がなかった。引き続き自民候補に入れるが、今回の心境は「仕方なく自民」だ。「社保庁の役人の姿勢がそもそもの原因なのに、すべて自民に責任を転嫁する野党にあきれた」と語った。 社保庁への怒りを抱えたまま揺れる人もいる。 長崎県大村市の主婦(79)は「夫に言われて、何も考えず自民に入れてきた」。年金を管理する現場のずさんさを改めるのが急務ではないか。投票には行くが、「どこに入れようか、決めかねているんです」。 大分市の自営業女性(50)は社会保険事務所の入力ミスで、危うく4年分の厚生年金が「未納」となるところだった。これまで政治に距離を置いてきたが、社保庁への不信感は消えていない。今回は「身内に甘い役所の体質を改められる政党はどこか」を見極めるつもりだ。 ![]() |
![]() 選挙区の開票結果
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