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ここから本文エリア 現在位置:asahi.com> 2007参院選> 地方ニュース> 岡山> 記事 〈陣営の動き:中〉民主 姫井由美子氏2007年06月29日 舞台の上で暴れ回るトラの着ぐるみに、逃げまどう若者たち。そこに現れたはかま姿の女性が、鋭い眼光でトラを追い詰め、一気に刀を振り下ろし、見事トラ退治――。
岡山市内で23日に開かれた民主新顔の姫井由美子氏(48)の総決起集会で演じられた寸劇。集まった約1500人の支持者を前に、自民現職の片山虎之助氏(71)に見立てたトラを退治したのはもちろん、居合道を趣味とする姫井氏本人だ。 「相手の知名度は頭打ちだが、こちらは伸び続けるだけ」。民主党県連幹事長の柚木道義衆院議員は自信を深める。姫井氏は岡山市第1区選出の県議を2期務めたとはいえ、全県的な知名度はまだまだ不足している。04年の参院選で圧勝した江田五月・県連常任顧問の選挙時と比べ、陣営は2倍の21カ所の後援会事務所を立ち上げ、こまめな街頭活動で浸透に懸命だ。 党本部も「日本の政治が変わるかの象徴」(菅直人代表代行)と力を入れる。総決起集会に鳩山由紀夫幹事長が応援に入ったのに続き、27日にも菅氏が来援。すでに4回岡山入りした小沢一郎代表の応援も予定される。 姫井氏はこれまでに県内を3巡。支持基盤が弱い県北での集会でも予想の1.5倍以上の人が集まるなど、手応えを感じ始めている。だが、衆院議員も県議も岡山市や倉敷市に集中。党県連幹部からは「自民党の組織力とは比較にならない」とため息すらもれる。 組織力に不安が残る陣営が頼りにするのが約11万人の組合員がいる連合岡山だ。連合岡山は6月中旬から県内10の地域協議会ごとに集会を開いて姫井氏を招き、顔と名前を売り込んでいる。工場や会社での「門立ち」も展開。連合傘下労組の比例区候補の集会でも姫井氏がマイクを握り、連合岡山の本干尾哲事務局長は「民主党との連携はこれまでにないぐらいできている」と話す。 その一方で、民主党が比例区に倉敷市出身で日本青年会議所元会頭の高竹和明氏を擁立、県内では姫井氏とセットで売り込んでいるうえ、姫井氏は熊代昭彦元衆院議員を比例区で公認する国民新党から推薦を受ける。比例区に組織内候補を抱える労組からは「姫井氏を応援してどれだけメリットがあるのか」と疑問の声もあがる。 6月中旬以降、姫井氏とともに環境保護活動など市民運動に携わってきた女性たちがミニ集会を開いて応援を始めるなど、勝手連的な動きが広がりつつある。陣営も今後は20人程度の集まりを重ね、直接姫井氏の人柄にふれた人たちの口コミによる支持拡大を狙う。陣営幹部は「組織ではない無党派の支持をどう取り込むかが勝敗のかぎ」と語る。
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