星野ジャパンは23日、3位決定戦で米国に敗れ、4位に終わった。次回ロンドンでは実施されない野球。2年前のワールド・ベースボール・クラシックで世界一となり、北京五輪でも金メダルを目指して臨んだが、失策や淡泊な攻撃が続き、メダルには届かなかった。応援団の声援に悔しさが交じった。
「日本の野球はこんなもんか!」。声援に怒気をはらんだ声が交じった。
観客席には、星条旗よりも圧倒的に多い日の丸が揺れていた。しかし、失策からの失点に加え、得点は本塁打という淡泊な攻撃が続いた。
巨人ファンの神奈川県横須賀市、会社員内藤亜紀子さん(31)は日本代表ユニホーム姿で来た。「選手があきらめたようだったのが、残念で悔しい。喜びを分かち合いたかった」とぼうぜんとした。
応援をリードしたのは阪神の私設応援団の男女10人のメンバーだ。グラフィックデザイナー久保芳秀さん(46)は「一番悔しいのは監督や選手だけど、僕たちだって同じくらい悔しい」。
「最後の舞台」での金はファンにとっても悲願だった。奈良市の会社員松田広之さん(55)は「東京で五輪を開き、競技を復活させて金メダルをとってほしい」。目には涙が浮かんでいた。
星野仙一監督(61)は試合後、「今さらどういっても言い訳になる。我々に力がなかったということ」と力無く語った。(久土地亮、古田大輔)