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なでしこ、悔いなし

2008年8月22日12時45分

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(21日 女子サッカー3位決定戦)

 試合終了の笛が響くと、宮間がパタリとうつぶせに倒れた。ほかの選手も次々とピッチに座り込んだ。なでしこたちが持てる力を出し切った証しだ。

 3位決定戦まで中2日で6試合。疲れがとれない日程だ。それでも日本の選手たちは、はつらつとしたプレーを見せた。

 前半21分から宮間、近賀、沢が連続してシュートを放つ。いずれもゴールの枠内に飛ぶ強烈なシュート。最後はドイツの守備陣にぎりぎりで防がれたが、日本にいい流れが来ていた。

 支えたのは、ドイツを上回る運動量だ。動きの鈍いドイツに対して、日本は最終ラインを押し上げてプレスをかけた。阪口や沢がドイツからボールを奪う。奪ったところからチャンスが生まれた。

 力の源は練習にある。午前、午後の2部練習は当たり前で、男子代表以上に厳しい。佐々木監督が「五輪は連戦。鍛えておかないといけない」と大会直前にも負荷の大きな練習を課していたことが、ここに来て生きた。

 だが、日本は持ち味を出しながら点が取れなかった。後半に攻撃的な選手3人を投入し、勝負に来たドイツの試合運びのうまさに屈した。勝敗を分けたのは経験の差だ。佐々木監督は「なでしこには強豪との対戦経験が少ない選手が多い。五輪の大舞台を経験して、出た課題は次に生かしてほしい」と話した。

 目標のメダルには一歩届かなかった。それでも、4強は女子サッカー初の偉業。沢は代表に入ってからの14年を振り返り、「やれることはやりきった。悔いはない」と言い切った。(河野正樹)

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