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(21日 新体操予選)
親元を離れ、共同生活を送りながら練習を積み重ねてきた平成生まれの「フェアリー(妖精)」たち。そのすべてをぶつける舞台で、坪井は「この一本に懸けることができなかった」と悔いた。
5人の呼吸が微妙に合わなかった。序盤で3連続でロープを交換する際に団子状にもつれてしまい、終盤の交換でもロープをうまく受け取れず、きれいな形で投げられなかった。主将の三沢が「ちょっとした不注意が原因」というミスが続き、15.425点で9位発進。得点表示を見た表情は固まっていた。
全国の高校生を対象にした05年末のオーディションで選ばれ、翌春から千葉大宮高を拠点に練習してきた。その後に見込まれた選手も加わって、炊事や洗濯、掃除と、皆で協力しあって生活。ときには六本木ヒルズの人前で演技会をして度胸づけをするなど、工夫もしてきた。
ロープは当初しっとりしたイメージを出す予定だった。しかし、6月になって、10代の若さを押し出す作戦に変更。昨年の世界選手権で7位に入り、五輪出場権を獲得したときに使った「剣の舞」に音楽を戻したが、勢いをつけることはできなかった。
「まだ涙を流すわけにはいかない」と坪井。22日の予選後半のフープ&クラブは世界選手権で高い評価を得た。決勝進出に必要な8位以内確保に向け、巻き返しを図る。(阿久津篤史)