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ロンドンへ厳しい道 レスリング男子

2008年8月21日16時26分

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 レスリング男子は20日、出場した日本選手がすべて試合を終えた。メダルは銀1個、銅1個。14大会連続のメダル確保で伝統を守ったが、12年ロンドン五輪に向けて厳しい道のりは続きそうだ。

 日本協会の福田会長は「前回のアテネ五輪は銅2個だった。少しずつ復活の兆しが見えてきた」と喜んだ。富山監督は「正直、ほっとした。メダルゼロの可能性も十分あった。神風が吹くねえ」と安堵(あんど)の表情だ。

 メダルを取ったフリー55キロ級の松永と同60キロ級の湯元は世界での実績に乏しく、今大会も伏兵だった。監督の言葉通り、冷や汗のメダル確保と言える。

 グレコローマンは期待された60キロ級の笹本が2回戦、84キロ級の松本は1回戦で敗退した。ともに30歳で、笹本は全日本選手権8連覇、松本は9連覇を達成するなど国内では無敵だった。競争相手がいないとレベルアップは難しい。若手の育成にも時間がかかりそうだ。

 今大会出場できたのは、14階級中、6階級。予選が採用された92年バルセロナ五輪以降で最少だった。富山監督は「今後はますます厳しくなる」とみる。

 88年ソウル五輪以来の金メダルは今回も持ち越しとなった。その時の金メダルは、フリー48キロ級と同52キロ級。いまは最も軽い階級でも55キロ級で、日本選手が世界のトップと肩を並べるのは容易ではない。

 「日本は最初から飛ばして速いタックルとフットワークで勝つしかないが、それを続ける体力がない」と富山監督。より一層の体力強化を図る以外になさそうだ。(柴田真宏)

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