マークの写真や図はクリックで拡大します
日本トライアスロン連合理事鈴木貴里代さん(43)が北京五輪で、審判として連続3回目の五輪に臨んでいる。同競技初日の18日の女子はスイムのスタート地点とランの折り返し地点に立ち、「大きな事故もなく、選手も気持ちよくレースができた」。19日は男子。
元選手で国内大会では入賞経験もある。24歳の時、友人に誘われてセミプロ生活を送った。99年に沖縄・石垣島でのワールド杯で、国際トライアスロン連合(ITU)の技術代表に支援員として付き添った縁で、ITU会長とも面識ができたことから、五輪審判への道が開けた。
初めて正式種目となった00年のシドニー五輪で、アジア各国から審判を招くことが決まり、ITUから指名された。「歴史の浅いスポーツなので、組織に柔軟性がある。女性の登用も多い」と鈴木さん。04年のアテネでもアジアからただ1人選ばれた。
試合前はコースの安全確認、試合中は選手同士の接触やコースを正確に走っているかチェックする。選手は大会を通じて知った顔がほとんど。コーチたちも選手時代に競い合った関係で、気心知れた仲間たちだ。
鈴木さんは「18日は井出樹里選手が5位に入るなど、日本選手もいいレースを見せてくれた。ただ、試合ではどの国の選手に対しても公平に判断しないといけないので、日本選手を応援したくなるのを、我慢していた」と笑った。(久土地亮、延与光貞)