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北京五輪の女子マラソンで史上初の2連覇を目指していた野口みずき(30)=シスメックス=が12日、左太もも裏のけがで五輪出場を断念した。陸上選手団の高野進監督を通じて日本選手団に出場辞退届が提出され、受理された。野口は世界歴代3位の2時間19分12秒の日本記録を持ち、北京の優勝候補だった。
野口の欠場で、日本の女子マラソン代表は土佐礼子(三井住友海上)、中村友梨香(天満屋)の2人になった。レースは17日に行われる。
野口は「この4年間やってきたことはすべて北京で走るためだっただけに、今も走りたい、走ろうという思いは消えることはありません。土佐さん、中村さん、北京でのご健闘を心よりお祈りします」との談話を所属先を通じて発表した。
野口はスイス合宿中の7月25日に痛みが出て、予定を繰り上げて今月4日に帰国した。検査で「左大腿(だいたい)二頭筋の肉離れ及び左半腱様(はんけんよう)筋の損傷」と診断された。
02年名古屋国際女子マラソンで初マラソン初優勝した野口は、03年世界選手権では銀メダルに輝き、翌年のアテネ五輪を制した。その後、故障が続いた時期もあったが、昨年11月の東京国際女子を2時間21分37秒の大会新で優勝。北京代表に選ばれた。150センチの小柄ながら、大きなストライドを武器に世界的なトップランナーになった。
五輪女子マラソンは00年シドニーで高橋尚子が優勝、前回の04年アテネは野口が制し、北京では日本勢の3連覇もかかっている。