【北京=阿久津篤史】先月30日から中国で売り出されている北京五輪のスポーツくじの仕組みが分かりづらく、売り上げが伸び悩んでいる。販売初日に約167万元(約2500万円)が売れた以外、1日の売り上げは80万〜90万元(約1200万〜1350万円)程度。中国紙新京報に「不人気」と書かれている。
くじは連日発売され、卓球など決められた12競技から、5競技を選ぶ。同時に、その5競技それぞれについて中国選手が五輪で獲得するメダル数を四つの選択肢から選ぶ。1口2元(約30円)。発売当日の夜には「5競技」の当たりが、まず発表され、当たると500元(約7500円)をもらえる。
評判が悪いのは中国の獲得メダル数を当てる部分だ。最終的な当選最高額は500万元(約7500万円)になるが、各競技への深い知識が求められる内容になっていて、売り場の店員が説明しても客が面倒臭がって購入に至らないことがある。さらに、店員ですら仕組みを理解せず、各競技ごとの選択肢を客に紹介しないまま販売してしまうことも。そもそも、このメダル数当てに当選する権利があるのは、第1段階の「5競技」が当たった人だけ。当たるかどうか五輪終了まで分からないことも、売れ行きに響いているとみられる。