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香港で聖火リレー 抗議の学生ら数人を排除

2008年5月2日11時34分

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写真北京五輪の聖火リレーが2日、香港でスタート。沿道には「不要奥運(五輪)」の横断幕も=中田徹撮影

 【香港=奥寺淳、野嶋剛】聖火リレーはいよいよ中国に――。北京五輪の聖火リレーが2日午前、中国で初めて香港で始まった。九竜・尖沙咀(チムシャツイ)の香港文化センターで出発式があった後、第1走者の元金メダリストが走り出した。大勢の観衆で埋まった目抜き通り「ネイザンロード」の沿道では、中国人留学生が中国国旗を持って五輪支持の声を上げる一方、チベットの旗を持って中国政府に抗議する学生や団体の姿も見られた。

 聖火が通る直前、双方が言い争いになると、警官によって抗議側の数人が警察車両に強制的に乗せられて現場から排除され、チベットの旗も押収された。学生の1人は携帯電話で「『安全のため』と告げられ、近くの警察署に連行された」と話した。

 聖火リレーには香港の運動選手や芸能人、議員、経済人ら計120人が参加。約8時間かけて走り抜ける。

 出発地点近くの沿道は、中国国旗や香港の赤い旗を持った市民であふれかえった。北京出身の留学生(30)は「中国を批判する国際世論は知っているが、五輪を支持する国内の声も示したい」。一方、青い服を着た人権団体のメンバーも多数繰り出した。

 これまでに欧州などでリレーの妨害活動が相次いだことから、香港では当初計画より聖火を車で運ぶ区間を長くし、一部の区間を短縮するなどの対策をとった。この日、香港政府は約3千人の警官を動員し、聖火に近づけないよう厳戒態勢で臨んだ。

 チベット問題などでの抗議活動も予定されていたが、香港の入管当局がデンマーク人の人権活動家やチベット支援者らの入国を相次ぎ拒否。「一国二制度」のもとで表現の自由が保障されている香港が中国政府の意向に配慮して異例の措置をとっていた。

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