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コミュニケーションがなにより大事

平井伯昌(競泳日本代表コーチ)

2008年6月17日

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 最初の1週間くらいは高地に馴化するため、ゆっくり練習します。馴化にも衝撃法といって最初から負荷をあげ、それに体を慣らさせていくといった方法もあります。

 2000年にシドニー五輪選考会前に来た時は、いきなりハードに行いました。連れていった選手、康介たちが若かったというのもあるのですが、3週間弱という期間でまた一気に成績を上げたかったという台所事情もありました。

 今日はトレーニング3日目。7時から朝食をとり、8時にはプールに飛び込みます。水中練習の後は筋力トレーニングです。

 高地ではトレーニング後の回復が遅くなるので、選手の体調管理が多少大変になります。心拍数など器械で測るデータも確かに大切ですが、コミュニケーションをとりながら、顔色・食欲など当たり前のことに気を配るのが一番だと思います。

 この1週間で康介は肩の違和感をとらせたいし、礼子には疲労を回復させたい。春佳は通常の練習のほかにエアロバイクをホテルでこぐなどして、コンディションを整えさせたいです。3人しか選手はいませんが、個々に対応していき、最高の結果を出させてあげたいですね。

    ◇

 平井伯昌(ひらい・のりまさ) 早大卒業後、東京スイミングセンターに入社。2004年アテネ五輪男子平泳ぎ2冠の北島康介選手、女子200メートル背泳ぎ銅メダルの中村礼子選手を指導。6月のジャパンオープンでは北島選手を200メートル平泳ぎで世界記録に導いた。北京五輪には日本代表コーチとして、北島選手、中村選手、女子自由形の上田春佳選手とともに参加する。

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