入院から9日目。皇太子妃雅子さまは8日昼過ぎ、皇太子さまに付き添われ、命名の儀を終えた赤ちゃんと住まいに帰った。土曜日でひっそりするはずの東京都心には、朝から警備の警察官と、ご一家を見ようと駆けつけた人たちが並んだ。
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皇居・半蔵門前。午前11時には100人以上の人垣ができた。「後ろへ下がって」と警察官。沿道に2600人が配備された。
正午過ぎ、3人を乗せた車がゆっくりとさしかかった。窓の開いた座席から、雅子さまが集まっていた人たちに笑顔でこたえた。
始発電車で午前6時半に一番乗りしたという千葉県市原市の主婦小林春美さん(35)は1歳の娘を千葉市の実家に預けてきた。「いい場所で見たかったから早く来ました。目の前で見られて感動しました」
東京都北区の主婦蒲谷弘美さん(37)は「お子さまの顔がはっきりとは見えませんでしたが、みなさまお元気そうでよかった」。
東京都世田谷区の息子の家に来ていた長野県松本市の主婦(54)は朝のテレビで退院を知った。「(愛子さまは)皇室にしては意外な名前でした。死ぬまでに1回はお顔を、と思って来ました」
東京都江東区の主婦(58)は夫と2人で来た。「暗いニュースばかりの中で明るい希望を与えてくれた。来なければならないような気がした」
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東京・元赤坂の東宮御所正門前。朝から12人の女性が並んだ。「みんな雅子さまの追っかけです」。東京都江東区の主婦岡野栄子さん(60)は午前7時15分に到着したという。千葉県鎌ケ谷市の主婦吉田比佐子さん(33)も午前5時のニュースで時間を知り、1時間半かけて駆けつけた。「雅子さまがだっこした姿をぜひ写真に撮りたかったのですが……」。持参したカメラには雅子さまの写真のシールが張ってあった。
千葉県浦安市の主婦広川オリエさん(66)もカメラ持参組。「母となった雅子さまのすてきなお顔が見られました」
新宿区の主婦木村裕美さん(25)は妊娠5カ月。雅子さま出産の日に胎児が初めておなかをけったという。「もし女の子だったら、愛という字にちなんだ名前をつけようと以前から夫と話していたんです」と偶然を喜んだ。
(12/08)
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