野球を見るときに、いまさら聞けない基本の「き」、知っておくといいことばなどを紹介します。
新聞で使われる分かりにくい言い回しや略語も、これさえ押さえておけばもう安心。
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そもそも「野球」って? |
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◆試合の目的
野球は、囲いのある競技場で、監督が指揮する九人のプレイヤーから成る二つのチームの間で、一人ないし数人の審判員のもとに、本規則に従って行なわれる競技である。(「公認野球規則」1・01)
各チームは、相手チームより多くの得点を記録して、勝つことを目的とする。(1・02)
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カタカナ・略語 |
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◆カタカナ?漢字?
野球はアメリカで生まれたスポーツ。英語(カタカナ)表記を漢字に当てはめた表現もたくさん使用されます。(*印がついているものは、ページ内の「ことばいろいろ」にリンクしています)
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| カタカナ |
日本語 |
| リリーフ |
救援 |
| コントロール |
制球 |
| アンダーハンド |
下手投げ |
| オーバースロー |
上手投げ |
| サイドスロー |
横手投げ |
| ワイルドピッチ* |
暴投 |
| パスボール* |
捕逸 |
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| カタカナ |
日本語 |
| フォアボール |
四球 |
| スチール |
盗塁 |
| ダブルスチール |
重盗 |
| フィルダースチョイス* |
野選 |
| エース |
主戦 |
| クリーンアップ |
中軸打者 |
| イニング* |
回 |
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◆「遊直」「左ニ」って?
新聞紙面などでたびたび使用されるのが略語。「場所・方向」+「内容」を略語であらわして表現しています。(*印がついているものは、ページ内の「ことばいろいろ」にリンクしています)
例:「遊直」の場合 ――「遊(遊撃手)」+「直(ライナー)」なので、「遊撃手(ショート)方向に打ったライナー」となります。
例:「左ニ」の場合 ――「左(左翼手)」+「ニ(二塁打)」なので、「左翼手(レフト)方向に打った二塁打」となります。
| 数字 |
守備位置 |
略語 |
| 1 |
ピッチャー |
投手 |
投 |
| 2 |
キャッチャー |
捕手 |
捕 |
| 3 |
ファースト |
一塁手 |
一 |
| 4 |
セカンド |
二塁手 |
ニ |
| 5 |
サード |
三塁手 |
三 |
| 6 |
ショート |
遊撃手 |
遊 |
| 7 |
レフト |
左翼手 |
左 |
| 8 |
センター |
中堅手 |
中 |
| 9 |
ライト |
右翼手 |
右 |
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+ |
| 安打 |
略語 |
| シングルヒット |
安打 |
安 |
| ツーベースヒット |
二塁打 |
ニ |
| スリーベースヒット |
三塁打 |
三 |
| ホームラン |
本塁打 |
本 |
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asahi.comの高校野球ページで使用される主な略語は以下の通りです。
▼安打――「一安」「遊安」「右安」「中安」「左安」
シングルヒットを示します。「一」「遊」「右」「中」「左」は打球の方向を表し、それぞれ「一塁」「ショート」「ライト方向」「センター方向」「レフト方向」です。「二塁」「三塁」などもあります。
▼長打――「右二」「中二」「左二」「右三」「中三」「左三」「右本」「中本」「左本」
長打を示します。「二」「三」「本」はそれぞれ「二塁打」「三塁打」「ホームラン」で、「右」「中」「左」は打球の方向です。
▼凡打――「一ゴ」「遊ゴ」「右直」「左飛」など
凡打を示します。「ゴ」「直」「飛」はそれぞれ「ゴロ」「ライナー」「フライ」を示します。打球の方向は、ヒットと同じです。
▼「犠打」「犠飛」「邪飛」――「犠牲バント」「犠牲フライ」「ファウルフライ」
▼「併殺」「三重」――「ダブルプレー」「トリプルプレー」
▼「敵失」「野選」「守妨」「振逃」「暴投」「補逸」
――「相手のエラー」「フィルダースチョイス」「守備妨害」「振り逃げ」「ワイルドピッチ」「パスボール」
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野球のポジション |
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◆野球のポジション
野球には9つのポジションがあります。守備位置は数字で示されることもあります。例えば、「6―4―3のダブルプレー」という場合は、「ゴロを捕った遊撃手(6)からセカンドベースの二塁手(4)へ送球し、一塁走者をアウト。次いでニ塁手から一塁手(3)へと送球し、打者走者をアウト」という一連のプレイを意味しています
守備位置が数字で表される場合
1:投手、2:捕手、3:一塁手、4:二塁手、5:三塁手、6:遊撃手、7:左翼手、8:中堅手、9:右翼手
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ことばいろいろ |
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▽イニング(INNING) 回 各チームが攻撃と守備とを交互に行なう、試合の一区分である。この間、各チームは守備のさい、それぞれ三個のプットアウトを果たす。各チームは一イニングの半分ずつをその攻撃にあてる。(2・43)
▽プットアウト 刺殺 刺殺(プットアウト)は、次の場合に記録される。野手が、(1)フェアまたはファウルの飛球、ライナーを捕えて打者をアウトにした場合。(2)送球を受けて打者または走者をアウトにした場合。(3)正規に占有した塁を離れている走者に触球してアウトにした場合。(10・10)
▽コールドゲーム(CALLED GAME) どのような理由にせよ、球審が打ち切りを命じた試合である。(2・14)――高校野球の得点差コールドゲームについては「コ−ルドを採用する場合は、5回10点、7回7点と統一する。ただし選抜高等学校野球大会ならびに全国高等学校野球選手権大会では適用しない。」と高校野球特別規則で定められている。
▽スクイズ(SQUEEZE PLAY) 三塁に走者がある場合、バントによって走者を得点させようとするチームプレイを指す述語である。(2・71)
▽犠牲バント 無死または一死で、打者のバントで一人または数人の走者が進塁し、打者は一塁でアウトになるか、または失策がなければ一塁でアウトになったと思われる場合は、犠牲バントを記録する。(10・09)
▽犠牲フライ 無死または一死で打者が飛球またはライナーを打って、外野手または外野の方まで廻り込んだ内野手が、(1)捕球した後、走者が得点した場合、(2)捕球し損じたときに走者が得点した場合で、かりにその打球が捕らえられていても、捕球後走者は得点できたと記録員が判断した場合、には犠牲フライを記録する。(10・09)
▽ファウル(FOUL BALL) 打者が正規に打ったボールで、次に該当するものをいう。(a)本塁一塁間または本塁三塁間のファウル地域内に止まったもの。(b)一塁または三塁を、バウンドしながら外野の方へ越えていく場合に、ファウル地域に触れながら通過するか、あるいはファウル地域上の空間を通過したもの。(c)一塁または三塁を越えたファウル地域内に、最初に落下したもの。(d)ファウル地域内またはその上方空間で、審判員またはプレヤーの身体、あるいは、地面以外のものに触れたもの。(2・32)
▽ゴロ(GROUND BALL) 地面を転がるか、または地面に低くバウンドしていく打球をいう。(2・35)
▽ライナー(LINE DRIVE) 打者のバットから鋭く、直線的に、地面に触れないで飛んだ打球である。(2・49)
▽フライ(FLY BALL) 空中高く飛ぶ打球をいう。(2・29)
▽ダブルプレー(DOUBLE PLAY) 併殺 守備側プレヤーが連続した動作で、二人の攻撃側プレヤーをプットアウトするプレイであるが、この二つのプットアウトの間に失策が介在したものはダブルとみなされない。(2・23)
▽トリプルプレー(TRIPLE PLAY) 三重殺 守備側プレヤーが連続した動作で、三人の攻撃側プレヤーをプットアウトするプレイであるが、この三つのプットアウトの間に失策が介在したものはトリプルとみなされない。(2・80)
▽エラー(ERROR) 失策 打者の打撃の時間を延ばしたり、アウトになるはずの走者(打者走者を含む)を生かしたり、走者に一個以上の進塁を許すようなミスプレイ(たとえばハンブル、マフ、悪送球)をした野手に、失策を記録する。(10・13)
▽ハンブル(FUMBLE)、マフ(MUFF) ハンブル=いったんはグラブや手に当てたボールを捕りそこなうこと。マフ=球の受け損ない。
▽フィルダースチョイス(FIELDER’S CHOICE) 野手選択 フェアゴロを扱った野手が一塁で打者走者をアウトにする代わりに、先行走者をアウトにしようと他の塁へ送球する行為をいう。また、(a)安打した打者が、先行走者をアウトにしようとする野手のほかの塁への送球を利して、一個またはそれ以上の塁を余分に奪った場合や、(b)ある走者が、盗塁や失策によらないで、他の走者をアウトにしようとする野手のほかの塁への送球を利して進塁した場合や、(c)盗塁を企てた走者が守備側チームが無関心のためになんら守備行為を示さない間に進塁したばあいなどにも、これらの打者走者または走者の進塁を記録上の用語として野手選択による進塁という。(2・28)
▽野手 フィールダー(FIELDER) 守備側のプレヤーをいう。(2・27)
▽プレヤー(PLAYER) 選手 プレイヤーと同じ。
▽妨害 インターフェアランス(INTERFERENCE) (a)攻撃側の妨害―攻撃側プレヤーがプレイをしようとしている野手を妨げたり、さえぎったり、はばんだり、混乱させる行為である。(b)守備側の妨害―投球を打とうとする打者を妨げたり、じゃまをする野手の行為をいう。(2・44)
▽暴投 ワイルドピッチ(WILD PITCH) 捕手が普通の守備行為で処理することができないほど高すぎるか、低すぎるか、横にそれるかした、投手の正規な投球をいう。(2・81)
▽捕逸 パスボール 普通の守備行為でなら保持することができたと思われる投手の正規の投球を、捕手が保持または処理しないで、走者を進塁させたときには、捕手に捕逸が記録される。(10・15)
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