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7日(第1日)の対明豊戦、中京大中京にとって、負けられない特別の理由があった。ベンチ入り選手は、他チームより1人少ない17人。愛知大会の打率が4割を超えた3番・中堅手の亀谷が、甲子園到着直後の4日に発熱して試合に出られない。大会が進めば、回復する見込みもある。勝ち残るために、中京は自分たちの野球に徹した。
愛知大会での本塁打は合計3本。長距離打者が多くはない打線は、徹底して単打を積み重ねた。15安打のうち、13本が単打。4回は1死からでも、そこまで連続安打の西平に走者を送らせる手堅さも見せた。「安打と犠打で1点を取るのが自分たちのスタイル」と主将の伊藤は胸を張る。
亀谷の代わりに3番に入ったのは1年生の小川。勝負強さを買っての起用だった。6回1死一、三塁で左打席へ。前の打席では投ゴロに倒れていた小川は4球目を強振。打球は相手右翼手のグラブをはじいて芝生に転がる。貴重な追加点をたたき出した。
守備も無失策で好投のエース小椋をもり立てた。大藤監督は「亀谷の不在は痛いが、よく守り抜いたと思う」。
この日、選手たちは帽子のつばに亀谷の背番号の「8」を書いて試合に臨んだ。「甲子園で一緒に野球をする。勝ち続けます」。選手は口をそろえた。(山下弘展)
(08/08)
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