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184センチの長身、美しい投球フォーム、右の本格派。いくつかの要素が、98年に春夏連覇した時のエース松坂(現西武)に重なる。「松坂さんは意識しない。まず初戦を突破したい」。静かな口調に強い反骨心がのぞいた。
2年生だった昨春の選抜大会決勝に先発したが、広陵(広島)に打ちこまれ、3−15の大敗を喫した。昨夏と今春は甲子園に出場すらできなかった。その後、シンカーなど新しい変化球を覚え、投球の幅を広げる努力を重ねてきた。
神奈川大会では4回戦から5連投も「いい意味で手を抜くことを覚えた。決勝後も不思議なくらい力が残っていた」。一本調子になりがちだった過去の姿はもうない。
「昨年の選抜のことは忘れるようにしてきたが、甲子園に来ると、やはり見返したいと思う」。そんな後輩に松坂は、「涌井君は涌井君。思う存分プレーして欲しい」とエールを送る。
(08/04)
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