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噴火の影響で全島避難が続く三宅島の高校生が通う都立三宅高の野球部が、今年は夏の全国高校野球選手権東東京大会に参加しない。避難からまもなく4年。同高の生徒は現在、男女15人ずつの30人。野球部員は5人だ。74年の創部以来、初めて出場を断念した。
外野に草が青々と生える広大なグラウンド。三宅高の生徒たちは、廃校となったあきる野市の旧都立秋川高の跡地で学んでいる。5人の野球部員は中間試験が終わると久しぶりにユニホームに袖を通し、トンボを引いて内野を地ならしした。
昨夏の東東京大会は12人で出場し、初戦で敗れた。その後、3年生が抜けると、1、2年生が2人ずつ、計4人になってしまった。それでも残った部員は冬の間も練習を続けてきた。
そして迎えた春。1年生の新入部員は谷亮平君1人だった。9人そろわなくなった。山本政信監督(52)は谷君に「大会には出られない。それでもいいのか」と尋ねた。うなずく谷君に山本監督は「じゃあ、2人になったら、キャッチボールでもするか」。
山上晋広(ゆきひろ)主将(3年)は「おじさんもこの野球部だった。後輩のためにも、島に戻ってすぐ野球ができる環境は残したい」と話す。
9月になれば、3年生2人が抜ける。残った3人で再び白球を追うつもりだ。
(06/06)
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