第87回全国高校野球選手権西東京大会決勝は、30日午後1時より神宮球場で、日大三と明大中野八王子が対戦する。両チームの特徴と決勝のみどころを探った。
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強打が自慢の両チーム。投手の踏ん張りと守備の出来が明暗を分ける。日大三が勝てば3年連続12回目の代表。西大会で3連覇は初の偉業となる。明大中野八王子は00年以来の決勝進出で、初優勝を目指す。
第1シードの日大三は準決勝まですべてコールドで勝ち上がってきた。チーム打率は4割2分9厘。打線に切れ目はなく、1番江原から8番桑田まで、どこからでも長打が出るのが強みだ。
本塁打は千田の3本を筆頭に計9本。千田の一発はいずれもコールドを決める決勝打となった。
日大三の小倉全由(まさよし)監督の口癖は「打線は水物」。しかし、初戦の府中工や準決勝の早実などで好投手をことごとく打ち崩しており、死角は見あたらない。
投手陣も春から調子を上げてきた。加藤、大越、関と3投手がそろい、これまで3失点。大越は早実戦で課題だった立ち上がりの不安もぬぐい去り、12三振を奪った。
明大中野八王子は第3シード。勝負強さでは引けを取らない。
明大中野八王子の石田高志監督は「1番には一番よく打つ打者を」が信条。小町は3本塁打10打点と期待に応える。準々決勝の堀越戦では勝ち越し3点本塁打を放った。江川、石川、山岸もよくつながり、好機を無駄にしない。
足を絡めた攻撃も光る。盗塁の数は日大三を上回る14。準決勝の都小平戦では投手の堀を含め、5盗塁を決めた。
投げては堀が連投し、粘る。冬場の故障で走り込みをした成果か、球の伸びが良くなり、終盤に崩れることも少ない。堀越戦で12回を投げきり、都小平戦でも9回まで201球を投げた。