第87回全国高校野球選手権大会は8日、高岡商が第2試合で関西(岡山)と対戦、終盤に5点を返して延長に持ち込む「粘りの高商野球」の本領を発揮した。一歩も引かない好試合を繰り広げたが、惜しくもサヨナラ負けを喫した。
犠打失敗などでなかなか波に乗れなかった高岡商だが、追い込まれた7回からの粘り強い攻守に「つなぎの高商」「守備の高商」を印象付けた。
5点差を追う7回、先頭の細川が中前打で出塁。松丘の犠打で1死二塁とし、さらに中野が右前打で続く。犠打を失敗した大鋸谷が2ストライクから「何とかつながなあかん」と球に食らいつき、6球をファウルで粘った末に死球で出塁。「粘られて投手がいっぱいになっている」と感じた北田が真ん中の直球を左犠飛に運びまず1点。さらに小泉が死球で2死満塁とし、逆らわず打ち返すことに集中した有沢が、初球のスライダーを右翼線にはじき3点を返した。8回には安打で出塁した久恵が暴投の間に生還。延長に持ち込んだが、力尽きた。
主戦細川は、やや硬さがあった序盤に本塁打を打たれるなどしたが、縦のカーブなど変化球がさえ6奪三振。10回144球を投げ抜いた。1、2年生主体のチームながら、7、8回に走者を出しても併殺でピンチを防ぐなど、集中力を切らさず戦い抜いた。